ユーザーマニュアル

(参考)コマンドラインツール

パーソナルアクセストークンとプロジェクトの「GUID」を利用して、コマンドラインによる​GakuNin RDMの操作が可能です。
コマンドラインツールのPythonコードは、GitHubで公開しています。
​・https://github.com/RCOSDP/rdmclient​

可能な操作

  • プロジェクト中のファイル一覧取得
  • ファイルのアップロード/ダウンロード
  • ファイルの移動/削除
  • ディレクトリの作成

rdmclientのインストール方法 (汎用)​

  1. GitHubのリポジトリ rdmclientのmasterブランチをgit clone​
  2. https://github.com/RCOSDP/rdmclient​

  3. Pythonの仮想実行環境 pyenv をインストールして、activateする。
    1. % pyenv virtualenv <Pythonバージョン> <Python仮想環境名>​
    2. % pyenv activate <Pyton仮想環境名>
  4. rdmclient ファイルのディレクト中で必要なPythonパッケージをpipでインストール。
    1. % pip install -r requirements.txt
  5. rdmclient ファイルのディレクト中でpipを使ってインストール​
    1. % cd ./rdmclient​​
    2. % pip install .
  6. インストールの確認​
    1. % osf -v
    osf 0.0.4​

  7. GRDMのユーザ設定画面でパーソナルアクセストークンを払い出して、環境変数OSF_TOKENへ設定。​
    1. % export OSF_TOKEN=<GRDMパーソナルアクセストークン>

rdmclientの基本コマンド​

  • GRDMのプロジェクト中のファイル一覧を取得
  • % osf --base-url https://api.rdm.nii.ac.jp/v2/ -p <プロジェクト名> ls(または"osf list")​

  • GRDMのプロジェクトへファイルをアップロード​
  • % osf --base-url https://api.rdm.nii.ac.jp/v2/ -p <プロジェクト名> upload <ローカルの転送元のファイル名>
    *-r を指定することで、カレントディレクトリ中のファイルの再帰的なアップロードが可能です。​

  • GRDMのプロジェクトへディレクトリを作成​
  • % osf --base-url https://api.rdm.nii.ac.jp/v2/ -p <プロジェクト名> mkdir(または"makefolder") <作成するディレクトリのパス/ディレクトリ名>

  • GRDM上のプロジェクト中のファイルの取得​
  • % osf --base-url https://api.rdm.nii.ac.jp/v2/ -p <プロジェクト名> fetch <ローカルの保存先>

  • GRDM上のプロジェクト中の全ファイルの取得​
  • % osf --base-url https://api.rdm.nii.ac.jp/v2/ -p <プロジェクト名> clone <ローカルの保存先のパス/ディレクトリ>

  • GRDM上のプロジェクト中のファイルの移動​
  • % osf --base-url https://api.rdm.nii.ac.jp/v2/ -p <プロジェクト名> mv(または"move")

  • GRDM上のプロジェクト中のファイルの削除​
  • % osf --base-url https://api.rdm.nii.ac.jp/v2/ -p <プロジェクト名> rm(または"remove")



    利用上の注意点

    • 操作対象となるストレージは、osfコマンドによって異なります。プロジェクト内のファイル一覧表示(ls)や、プロジェクト自体のダウンロード(clone)では、拡張ストレージも対象となります。
      fetch, upload, rm, mv は、拡張ストレージには対応していません。
    • osf コマンドは、実施毎にプロジェクト内のすべてのファイルパス・ファイル名を抽出した上で指定された処理を実施する構造のため、多くのファイルが存在するプロジェクトや、階層の深いフォルダを持つプロジェクトを指定すると、コマンド実行に時間がかかる場合があります。