ユーザーマニュアル

データ解析機能の概要

GakuNin RDM データ解析機能は、GakuNin RDM に置かれた研究データを解析するプログラムを開発・実行できる仮想環境を提供します。

  • 自分専用の解析環境を最短ボタンひとつで簡単に構築、ブラウザで操作できます。解析環境には様々なデータ解析ツールがあらかじめ用意されています。
  • 解析環境はコンテナとしてクラウド計算機上に自動構築されます。自分のパソコンにソフトウェアをインストールする必要がありません。
  • 構築時に指定した Python、R、MATLAB のパッケージが解析環境にインストールされます。このパッケージ情報を含む環境定義ファイルは GakuNin RDM の標準ストレージに保存され、プロジェクト内で共有されます。
  • GakuNin RDM の標準ストレージ、または機関ストレージに保存されているファイルが解析環境にコピーされます。
  • 解析結果などの出力ファイルを解析環境から GakuNin RDM の標準ストレージ、または機関ストレージにボタンひとつで書き戻すことができます。

このように、解析環境定義・プログラム・入力データ・出力データを GakuNin RDM のプロジェクト内で共有することで、研究データの解析をスムーズに分担することができます。

NIIが提供する解析環境 (https://jupyter.cs.rcos.nii.ac.jp) の仕様は次の通りです。

    仕様
    対応言語 Python, R, Julia, MATLAB
    メイン開発環境 JupyterLab
    対応開発環境 RStudio, Shiny, Pluto Notebook, MATLAB JupyterLabから起動
    メモリ 5GB
    CPU 36コア共有
    ストレージ 10GB 別アカウント、他の解析環境との共有なし
    共有ストレージ 10GB アカウント内でのみ他の解析環境と共有可
    タイムアウト 半永続 30日不使用で消去